育児中の理学療法士が悩む自己研鑽の時間確保
みなさんこんにちは。理学療法士のみっちです。
今回は理学療法士の自己研鑽について書きたいと思い明日。
私は現在妻と3人の子供がいます。独身時代と比べると明らかに自分のために使える時間が減りました。そんな中でも、日々医療は進歩していますので、できるだけ新しい知識を入れていかないといけません。でも時間は限られている。自分なりに実践している事を紹介したいと思います。
- 1.時間は誰にでも平等?
- 2.私の1日のタイムスケジュール
- 3.平日朝の時間の使い方
- 4.平日夜の時間の使い方
- 5.休日の時間の使い方
- 6.スキマ時間の活用法
- 7.まとまった時間の活用法
- 8.臨床と勉強を結び付けよう
- 9.家族の理解も必要
- 10.終わりに
1.時間は誰にでも平等?
時間は誰にでも平等に流れています。私であろうが、あなたであろうが、1秒は1秒です。そういった意味では時間は平等です。でも、自分のために使える時間の量は人それぞれです。仕事が立て込んで自分の時間がほとんど取れない方、育児や家事に忙しく自分の時間が取れない方など、置かれている立場によって違いますよね。だからこそ、与えられた時間を有効に使えるように普段から意識する必要があります。
2.私の1日のタイムスケジュール
6:15 起床、身支度、子供の支度の手伝い、庭の水やりetc
7:30 保育園送り
8:00 職場到着
8:15 カンファレンス
8:30 始業時間、診療開始
17:15 終業
18:30~19:00 退社
19:30 帰宅、風呂、食事
21:00 子供たちと就寝
22:00~自分の時間
だいたいこんな感じです。よくある流れだと思います。基本的に帰宅したら子供たちが寝るまでは家の事を手伝います。子供たちが寝たら自分の時間ですが、疲れていたら寝落ちして、朝なんてこともちらほら。
3.平日朝の時間の使い方
よく朝活的な事はよく聞きますよね。仕事ができる人は朝が早い的なアレです。それができれば苦労しませんが、私は無理です(笑)。なので、平日の朝はとにかくバタバタ過ぎてしまい、勉強どことではありません。できたとしてもメールの返信くらいです。まとまった時間はとれないです。これが現実です。
4.平日夜の時間の使い方
子供たちが寝た22時以降くらいからが私のメインの自己研鑽時間になります。資料を作成したり、文献や本を読んだり、手掛けているプロジェクトを俯瞰したり、いろいろです。あまり遅くなると次の日がきついので、遅くなっても1時には寝たい。なので、優先順位をつけて集中して処理した、勉強していきます。
最近はリハノメPTというリハビリ職向けの動画を視聴して、勉強する事が多いです。その時は再生速度を1.5~2.0倍にして、時短で視聴しています。案外なれたら聞き取れますよ。
とにかく時間が限られているので、優先順位をつける事が大事になります。
5.休日の時間の使い方
休日はまとまった時間がとれるチャンス!ですが、日中は黙って家庭サービスです。ここを取り違えると家庭が崩壊します。マジで。なので、私の場合は自分の用事(学会、研修会など)なければ基本的に子供と遊んだり、妻の買い物に付き合ったり、庭の草むしりや掃除をしたります。でもここでも頑張りが後々効いてきます。
休日であれば朝(家族が起きる前)と夜(家族が寝た後)は自分の時間として使えるので、勉強や作業ができます。
時々妻が子供たちを連れて遊びに行ったり、妻の友達が我が家に遊びに来る事があります。これは最大のチャンスです(笑)。あらかじめ妻の予定が分かっていれば、その空いた時間を自己研鑽にあてましょう。
6.スキマ時間の活用法
さて、スキマ時間を自己研鑽でどのように利用するかですが、私の場合は大抵、「メールの返信」「読書」「文献を読む」「医学書をポイントを絞って読む」「文献検索」くらいだと思います。
どちらかというとインプットに使う時間でしょうか。短い時間で終わったり、すぐ始められる事をやる方が効率はいいですよね。「読書」「文献を読む」などはペーパーがあればすぐに目を通せます。PCを立ち上げるのが面倒であれば紙で見れた方が早いです。
7.まとまった時間の活用法
まとまった時間(1時間以上)が確保できるのであれば、やはりアウトプットに使う事が多いです。資料作成、勉強した事のアウトプットなどが当たります。あとはよく考えないといけない事はまとまった時間に行います。自分はA4のノートを常に仕事用のリュックに入れていて、それに自分の考えをずっと書き溜めてきています。見直すのはスキマ時間でもできますが、新しい事を計画したり、設計していくときはそのノートに書いてまとめていきます。そんな時間にもまとまった時間が必要です。
8.臨床と勉強を結び付けよう
いろんな研修会や講習会、教材、本などありますが、理学療法士として勉強や自己研鑽を最も効率的にできるのは、自分の臨床とリンクさせることです。目の前の患者さんのために必要な事を勉強する、技術を身につける、それが一番モチベーションが維持しやすく、頭にも残りやすいです。臨床実習で勉強したり経験した事ってまだ頭に残ってますよね。自分たちが実習に出た頃は修行の用な日々だったので、今でもよく覚えています(笑)。きつかったけど、その分頭にちゃんと残っています。
あと、自分でわからない事はわかる人に聞いちゃうのもありです。職場の先輩や上司、友人に聞いちゃいましょう。その方が早くわかる場合がありますし、プラスアルファで違う情報が聞けるかもしれません。うまく利用しちゃいましょう。
臨床と勉強を結び付ける、言い換えると臨床で必要な事を勉強していこう。当たり前かもしれないけど。
9.家族の理解も必要
ある意味一番大事な事です。医療職である以上、ある程度は自己研鑽をしていく必要は私はあると思います。適切な技術や知識を身に着けて、患者さんにそれを提供していく責務があるからです。そのため、どうしても土日や祝日に研修に行く事があります。もちろん身銭を切っていくわけです。私みたいにお小遣いで生きている人間は、妻にお願いして研修費をもらいます。じゃないと昼ごはんが食べられなくなります(笑)。
だけど、職場の中で出世をしていく、多方面から仕事の依頼をもらう、そういった事もしっかり自己研鑽を積んで、学会発表や論文作成していけば可能になってきます。
そのためにも家族の理解は不可欠です。休日に1日いないという事はその分妻に負担がかかるわけです。だから、帰宅したり休日なにもない日は家族と過ごすのです。そうする事で、妻も「普段頑張ってくれてるから」と言ってくれるようになるんです。まぁ、我が家のケースなので、他の家庭は違うかもしれませんが。
10.終わりに
平日、休日と家族にしっかり尽くしましょう。自分の時間が取れそうなら、優先順位をつけて自己研鑽をしていこう。時間の流れ方は誰にでも平等だが、使える時間は誰でも同じではないのだから。