理学療法士みっちのつぶやき

理学療法士をしています。いろいろ役立つ情報をアウトプットしていきます。

理学療法士のためのstudy hack

こんにちわ。理学療法士のみっちです。

今回は自分が実践している勉強法の工夫。いわゆる「study hack」について書きたいと思います。参考になるか、ならないかはあなた次第・・・。

 

1.なんのために勉強するのか

 皆さんは何のために勉強しますか?仕事で必要だから?知的好奇心を満たすため?はたまたお金のため?人によっていろんな目的があると思います。勉強を続けるためにはそれなりのモチベーションが必要です。人間誰でも無意味な事を続けられるほど、メンタルは強くありません。

 とりわけ理学療法士は勉強が必要な範囲が広いのではないかと思います。疾病に関する事、理学療法そのものに関する事、医療に関する周辺知識等々挙げたらきりがないですね。限られた天才はすぐに理解できるのでしょうが、私のような凡人には中々厳しい・・・。

 でも理学療法士という仕事を選ばれたのであれば、やはり日々変わっていく医療の進歩に取り残されないように自らの知識や技術をアップデートしてくことは必要不可欠ですよね。自分が患者になった時に、やっぱちゃんと勉強して効果のある理学療法士に診てもらいたいですし。まぁ、勉強によるモチベーションは人それぞれだと思いますが、やっぱり勉強する目的や理由をハッキリさせておいた方が効果はありそうですよね。

 

2.勉強の生産性を考える

 では勉強を効率的に進めて行きたいわけですが、ここで勉強の生産性について考えてみたいと思います。生産性とは「得られた利益/投入した資源」で計算できると思うのですが、勉強の場合「得られた知識・技術/勉強に投入した時間」で勉強の生産性が計算できますよね。

 つまり短い時間でしっかり知識が身に着けばいいわけです。しかし、それが中々できないから困ってるんですよ(笑)。ですが、我々は勉強ばかりしているわけにもいきません。子守をしたり、皿洗いをしたり、洗濯をしたり・・・。仕事が終わって家に帰れば全集中で家事のアシストや子守をしないといけないわけです。家には上弦の鬼が・・・。

 少々脱線しましたが、勉強は必要ですが、使える時間は限られているわけです。自分も子供と妻が寝てからの時間から自分が寝るまでが勝負なわけです。あとはスキマ時間をいかに探し出せるのかですね。

3.どんなコンテンツを選ぶのか

 では、どんなコンテンツで勉強を進めて行けばいいのでしょう。私が利用しているのは「書籍」「動画」の2つだけです。

 書籍のメリットはなんといってもスピードですね。好きな時に見て、すぐに始められる事が最大のメリットです。

 動画も様々なサービスがあったりYouTubeがあったり、倍速再生ができるのも多きなメリットです。

 自分は基本的に「書く」スタイルの勉強法はせず「繰り返し読む」スタイルの勉強法があっているので、ひたすら繰り返し読みます。ある程度知識がついたら問題集や過去問を解いて間違えた所をまた読む。その繰り返しで理学療法関連の資格をゲットしてきました。

 ここで圧倒的に効率を高めるために必要な能力は「読む速さ」「聞く速さ」です。ある人は読むのに1時間かかるところを30分で読めれば、生産性2倍ですよね。これは速読を練習するとかそういう事ではないです。そこまで速くならなくてもいいんです。

 あと動画教材は間違いなく倍速再生をオススメします。自分は基本1.75倍から2倍で聞きます。慣れたら余裕で聞き取れるようになります。一度慣れたら普通の速度が遅すぎて聞くのが逆に無理になります(笑)。

4.切実に必要かどうかが定着率に関わる

 いろんな教材を使って勉強するのですが、頭に残るか残らないかという点では、特に理学療法士目線で言えば「切実に必要か」どうかがカギになります。自分がまだ学生の頃に実習中に死ぬほど書いたレポートや勉強した事はやっぱり今でも覚えています。そのくらい切実な課題だったからです(レポート書けないと終わる、くらいの意気込みでしたので・・・)または、臨床で中々結果が出ない患者さんの治療方法や評価方法など、明日にでもどうにかしないといけないような時に詰め込んだ知識ほどよく身についていますよね。そのぐらい必要性が高い事は自然に頭に残るのです。

5.結局はアウトプット

 必要性が高い=すぐその知識や技術を使い必要がある、という事です。つまり。勉強した事をアウトプットするという事になります。いろんな勉強法の書籍に記載されていますが、やはりアウトプットする事が一番重要です。インプット3、アウトプット7くらいの感覚です。同僚や患者に説明する、勉強会で講師をする、そのような事で知識が定着していくのです。学んだ事をしっかり実践していく事こそ、一番いいのかもしれません。

 

6.継続する工夫

 三日坊主はよく聞く事ですが、日々コツコツと継続していく事が大切な事はご承知の通りと思います。自分もどちらかというと飽き性で続かない方ですが、とにかくちょっとでいいから続ける事が大事です。

 自分は通勤中に動画を倍速で流して耳で聞いて通勤しています。スライドは見れないので、後から気になった所のスライドを見返したりしています。通勤中のラジオ感覚で聞いています。それでも行きかえりで40分くらいを週5日やれば、1時間くらいの講義は2-3本聞けます。それを1年続けただけでも、していない人と比べれば圧倒的に差がつきます。ただ、聞くだけではダメなのでその後のフォローアップが大切です。具体的には前述したようにアウトプットすること、スライドを見返す事などだと思います。

 正直すべてを理解しようとする必要はないです。今の自分に必要な事だけわかればいいんです。また、違うタイミングで読んだり、聞いたりしてみるとその時の自分に必要な知識が引っかかってくるようになりますよ。

 

7.努力は報われないかもしれない・・・けど

 努力は必ずしも報われるとは限りません。勉強して資格をとっても給料があがったり、昇進に有利になるわけでもないです。でも努力していない人にはそのチャンスはそもそも無いのです。チャンスを生かせるかどうかは、チャンスが回ってきたときに生かせる準備をしている人だけなのです。

 生涯継続的に学び、成長していける人こそ、自分にとっての成功をつかむ事ができるのだと私は信じています。

8.おわりに

 勉強する目的は人それぞれですが、効率的に学んでいけるように、少しでも役に立てば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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