理学療法士みっちのつぶやき

理学療法士をしています。いろいろ役立つ情報をアウトプットしていきます。

0から1を生み出す事

こんばんわ。理学療法士のみっちです。

今回は0から1を生み出す事について書きたいと思います。

1.0から1を生み出すとは?

 私自身の経験として「0から1を生み出す」とは、まったく何もない更地の状態から新しい事業や取り組みを始めて、運営し、軌道に乗せる事です。理学療法士として仕事をしていて、そのような機会に出会う事はそう多くないと思いますが、実は理学療法士って病院や施設で色々新しい事を試したり、始めたりしやすい環境にあると思います。新しい勉強会を立ち上げるとか、法人内の新しい部署を立ち上げるとか、心リハチームを立ち上げるとか、起業するとか、いろいろありますよね。

 しかしながら、全く0の状態から新しい事を始めるのはとても大変で、精神をすり減らす事も少なくありません。でも、達成できた時の喜びも人一倍大きいものです。

2.一歩踏み出す勇気

 とにかく新しい事を始めようとすると、だいたい逆風にあいます。日本人は変化を嫌う所がありますので、今までのやり方を変えたり、新しい事をやろうとすると、これまでの安定が壊れるのではないかという危機感を抱かれやすいからです。

 否定されたり、けなされたりすることもあるかもしれません。でもそこでくじけたらだめです。自分の中で勝算があるからこそ、ある程度リスクを取って新しい事に挑むわけですよね。やらない後悔より、やって後悔する方がマシだと思いませんか。勇気をもって始めてみましょう!

3.まずは計画から

 とにもかくにもまずは周囲を納得させる必要があります。そのためにも計画はしっかり立てておくべきだと私は思います。打算的なノリだけで始めると、大体失敗します。どうせやるなら成功する、やり切れるような計画を立てましょう。

 私の場合はまず、ノートに始めたい事を書きます。そして、現時点で考え付く手順や方法、準備するもの、予算、今後の展開(ある程度のタイムスケジュール)、得られるメリット、考えられるリスクなどを書き出していきます。パソコンでやってもいいのですが、私は手書きをおすすめします。自由にいろんな所に好きな事を書けるからです。ある程度アイデアや方法が描けてきたら、今の時点で自分が使える手段を検討します。ホームページを立ち上げるのか、SNSを使うのか、他の媒体なのか、自分の知識、技術で賄える範囲なのか、考えていきます。

4.餅は餅屋に聞け

 計画を立てていく段階で、自分ではどうしてもわからない事もでてきます。正直わからない事をなんぼ考えても、多分わかりません。一番早いのは「わかりそうな人に聞く」事です。これは今までの人脈や友人、知人など、どれだけの人と知り合ってある程度お付き合いがあるかにもよりますが、かなり参考になる事が多いです。私自身も研修会に参加した講師の先生に、メールで問い合わせた事が何度かあります。ちゃんと礼節を以て質問すれば、ほとんどの方が問い合わせに回答してくれました。

 自分で情報収集したり勉強する事ももちろん大切ですが、よりスピード感のある対応と深い事を知りたいのであれば、「わかりそうな人に聞く」事がいいと思います。

5.フォローしてくれる人を探せ

 ある程度計画が出来上がり、これならいけそうだ、という所まできたら、次はその計画を後押ししてくれる仲間を探す事です。組織の中で発言するにしても立場が下だと、取り合ってもらえない事もあるかもしれません。そもそもそのような会議に呼ばれないかもしれません。そのためにはまず、自分の上司を何とか仲間にしたい所です。上司がフォローしてくれればかなり心強いですよね。そのためには、計画段階で上司にもどのようなメリットがあるのかを考えて、説明する事が必要です。

 上司が無理そうであれば、職場の同僚や、第3者でも構わないと思います。1人で戦うのは孤独で辛い戦いになりますが、仲間がいればやり遂げられる力になります。

6.大義名分が必要

 その計画の大義名分は何なのかが重要なメッセージになります。なぜこの計画(新規事業)が必要なのか、得られる利益(メリット)は何なのか、どのような影響力を与えるのか、など始める目的や意義が重要です。強いメッセージがあれば、相手に響きやすいと思います。

7.基本的には自分ですべてやるくらいの覚悟がいる

 自分が言い出しっぺですので、他者の力を借りずにすべて自分でやり通すくらいの覚悟が必要です。もしかしたら、誰も協力者が出てこない可能性もあるからです。それでも孤独に耐えて、自分の信じる道を貫ける覚悟が必要です。

 私も自分がやりたいと言い出した事ですから、ほぼ1人で書類からマニュアルから、運営方法からすべて考えて作った事があります。それはもう大変でした。だけど自分のやりたい事だから頑張れたのだと思います。そして、それをやはり見ていてくれている人がいるという事です。はじめは1人でも1人また1人と協力してくれる人が出てきます。ですが、そうなるまではやはり1人ですべてやるんだ、という覚悟はしておいた方がいいと思います。

8.やり抜く力が必要

 一度始めたら途中でやめたりあきらめたりしてはいけません。どんなクオリティになろうと、最後までやり抜く事。途中で失敗したり、投げ出したくなる事があるかもしれません。でも、とにかく形になる様に最後までやり抜きましょう。途中でやめたら個人の経験値としてはたまるかもしれませんが、組織には何も残りません。やり抜く力というか、最後までこぎつける力とでもいいましょうか、とにかく形に残しましょう。

9.自分の成長につながる

 0から1を生み出す過程はとてもパワーを使います。それはもうしんどい思いをするでしょう。でも、1つまた1つと新しい何かを生み出す事でノウハウが蓄積され、仲間も出来て、自分の実績として評価されるようになります。0から生み出した1も財産になりますが、その過程で得た経験や知識、仲間こそ、ある意味本当に大切な「0から1」なのかもしれません。

10.おわりに

 理学療法士とあまり関係なかったかもしれませんが、0から1を生み出して、組織や自分に付加価値をつける事、やりたい事に挑戦する事、覚悟をもって取り組めば、きっとうまくいくと私は思います。

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