理学療法士みっちのつぶやき

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理学療法士になって今更感じるもっと勉強しておけばよかった事5選

こんにちは。理学療法士のみっちです。

久々の投稿になりますが、今日は理学療法士になって今更感じるもっと勉強しておけばよかった事5選について書いてみようと思います。完全に主観ですので、あしからず。

 

 

その1.問題解決スキル

 理学療法やリハビリーテーション分野だけではないと思いますが、問題解決スキルは必須です。特に理学療法においてはよく「臨床推論」や「クリニカルリーズニング」という言葉もあるように、目標に対して患者さんが抱える問題を解決していく事が求められます。そのためには論理的に考える事が重要になりますが、経験が浅い人に多いのは、問題解決のための「手段」の選択肢が少ない事があげられます。患者さんの問題に対して、直接身体的なアプローチをするのか、家族への指導をするのか、住環境の調整や介護サービスを導入するのかなど、理学療法場面では様々なリソースが使えます。

 患者さんの状態、状況に応じて適切な問題解決方法を考えていく必要があります。学生の頃はそんな事まで習いませんが、仕事をし始めると当たり前に求められるスキルになります。

その2.マネジメント

 一言でマネジメントといっても何をマネジメントしなければならないか、という事になります。理学療法士の場合はやはり、患者さんの退院までのトータルマネジメントではないでしょうか。退院支援はMSWが中心になりますが、患者さんの身体能力、必要なサービスの提案、福祉機器の導入など、理学療法士が主導する部分は多いです。また、いつまでに、どの程度の身体能力(ADL)に至りそうか、という予後予測も重要で、その時間的な要素も含めて、患者さんの退院までのマネジメントをしていく事が求められます。新人の頃はひたすら患者さんの治療に追われますが、だんだん周りが見える様になると、患者さんのマネジメントの重要性が分かるようになります。

 患者さんの病棟でのADLや食事の内容の検討、内服のコントロール、体重の増減、OTやST介入の医師へのsuggest、介護保険の必要性や区分変更の検討、家族への指導などなど、患者さんを身体機能面だけでなく、トータルで管理し把握できる能力が求められます。

 

その3.教育法・指導法

 これは主に後輩指導や実習生の指導にまつわる事ですが、そもそも理学療法士として病院や施設で勤務している理学療法士はほぼ、後輩や実習生への指導方法を体系的に学んでいないといっていいと思います。自分も始めそうでしたが、自分がされてきた方法でしか後輩や学生に指導できませんでした。適切なコーチングや指導方法を学ぶ事でよりよい指導ができるはずです。最近では実習生を指導するためには、指定された研修を受講しないとできないようになったので、一定の水準の知識を持った指導者が実習生の指導に当たる様になると思います。

 

その4.理学療法士にまつわる法律

 学生の頃はわかりませんでしたが、働きだしたら理学療法士に関係する法律がいろいろある事に気が付きます。例えば「診療の補助」として認められている行為に、酸素ボンベの酸素流量を変えたり、カニューレを付け外しする事は含まれていません。そのため看護師に頼む必要があります。

 「理学療法」を行う場合は「医師の指示の元」でなければなりません。なので開業して「理学療法」を行う事は法律違反になります。これは皆さんも知っている事だとは思いますが。

 ややこしい法律が多いので、一度協会にまとめてもらいたいですよね。

 

その5.英語

 これは完全に海外の論文を読むためなんですが。日本語の論文もいっぱいあるんですが、pub medやPED roなどとは比にならないくらい少ないです。ある程度内容が理解できる程度の英語力(特に文法)は身につけておいて損はありません。専門用語の英語は読めるんですよね。基本的な部分が分かってないのが読めない最大の原因です。

 ただ、近年は翻訳の性能が上がっており、Deepl翻訳は医学英語論文でもかなり精度の高い翻訳がでてきますので、かなりオススメです。自分も結局これに頼っております(笑)。

 

まとめ

 今回は理学療法士になって今更感じるもっと勉強しておけばよかった事5選を紹介しました。今からでも遅くないので、勉強を続けていこうと思います。

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