理学療法士みっちのつぶやき

理学療法士をしています。いろいろ役立つ情報をアウトプットしていきます。

自分のチームの勉強会を管理する

こんにちは。理学療法士のみっちです。

今回は部内の勉強会の管理について書きたいとおもいます。

 

 

1.理学療法部門の勉強会って?

 多分理学療法士に限らず、リハビリテーション職の人なら分かると思いますが、部署内の勉強会ってありますよね。自分の病院もあります。他の業界で働いた事が無いのでよくわかりませんが、当たり前のように勉強会が行われていますよね。

 我々理学療法士は病院勤務であれば20分1単位という時間の縛りで仕事をしています。その性質上、業務時間内に勉強会をする=取得単位が減る、という事になりますので、よほどの職場じゃない限り、勉強会は業務時間外に行われていると思います。

 勉強会の内容は業務上必要な事の伝達や技術的な内容、各専門分野やチームに必要な内容など多岐に渡ります。多い時は毎週どこかで勉強会が・・・なんてことも。医療職なので自分の知識と技術で仕事をしているので、当たり前と言えば当たり前かもしれませんが。もしかしたら他の仕事の人達からしたら少し異様な業界かもしれませんね。

 

2.そもそも勉強会は必要?

 これに関しては様々な意見はあると思いますが、私個人の意見としては「仕事上必要最低限の事は知っておいてもらわないと困るので、必要」というスタンスです。

 当院は病棟担当制なので、毎年チームのメンバーが変わる事がほとんどです。そのため、診療の質が落ちる可能性があります。私はチームのリーダーをしているので、そこは避けたい所です。そのため、毎年同じ内容(多少ブラッシュアップしますが)で自分のチームで理学療法をする上で必要な内容の勉強会を行います。もちろん勉強会だけでなく、日ごろのコミュニケーションやチームカンファレンスでフォローしたり指導する事もしています。

 やはり、チームとして診療の質を保証するためにはみんなが最低限ここまではわかっておいた方がいい、と思いますので、ある程度の勉強会は必要だと思います。

3.勉強会は業務?

 労働基準法でどのように定められているかですが、基本的に業務時間外に行う勉強会は部が主催しているのであれば「時間外労働」に該当すると思います。自主的に行っているのであれば、時間外に当たらないと思います(多分)。

 本当は業務時間内にしたいのですが、現実ははっきりいってほぼ無理と言っていいと思います。

 時間外労働として賃金が発生する代わりに、しっかり勉強してもらって、仕事の質を上げてもらえればいいのではないでしょうか。ただ、勉強会をする側も、1時間の残業でどのくらいのコストが発生するのかを意識して、勉強会の内容を計画する事が大切だと思います。

4.自分の取り組み

 これまでは勉強会をしたらやりっぱなし、が多かったのですが、今年度から勉強会の後の理解度を確認するために、紙面やグーグルフォームを使用した小テストを実施するようにしました。これによって個々の理解度を確認できるようになり、指導もしやすくなりました。ただ、テストを作るのが大変で、自分の仕事は増えちゃいましたが(笑)。ただ、これでチームメンバーが育ってくれれば、部門の財産になりますので、人材育成という事で、頑張ってやっていきたいと思います。

 また、チームメンバーと面談をして、どのような分野に興味を持っているのか、どのような資格を取ろうとしているのか、どんな研修会や学会に興味があるのかを確認するようにしています。前は参加した研修会や学会を提出してもらっていましたが、続きませんでしたし、そこまで細かく管理する必要もないと思うようになりました。

 今はコミュニケーションをとる中で、自分の経験や学習方法が参考になりそうであれば教える様にしています。

5.まとめ

 私のようなチームのリーダーを任されている理学療法士の中間管理職的な人は結構いるのではないでしょうか。いろいろうまくいかないこともありますが、少しでも参考になれば嬉しいです。

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