理学療法士みっちのつぶやき

理学療法士をしています。いろいろ役立つ情報をアウトプットしていきます。

認定理学療法士取得までにしておいた方がいい事

皆さんこんにちは。理学療法士のみっちです。

今回は「認定理学療法士」を取得するまでにしておいた方がいい事を私なりにまとめようと思います。

 1.取得する目的を明確にする

 まずは、認定理学療法士を取得する目的を明確にしておきます。現時点で認定理学療法士を取得する事で診療報酬上の加点はありません。しかしながら、個人の診療レベルの質の証しとして取得しておくことで、周囲からの信頼感は高まります。また、今後生涯学習システムが変更される予定となっており、認定理学療法士の位置づけも変わってくるかもしれません。いずれにしても、理学療法士としてレベルアップしていく上で取得を目指す事はオススメだと思います。これから試験勉強やケースレポートを作成していく事になり、目的が明確でないと中々モチベーションも上がりにくいでしょう。

 

 2.協会主催の勉強会に参加する

 とにもかくにも申請する領域の生涯学習ポイントがたまらない事には申請ができません。私も20代の頃は毎月のように県士会や協会が主催する講習会に参加していましたが(今は家庭もあり中々難しいですが)。ポイント稼ぎ目的ではなく、自分が本当に学びたい内容の講習会に参加する中で自然にポイントがたまっていればいいですね。自分への自己投資と思って頑張りましょう。

 3.マイページから申請する領域のポイントがあるか確認する

 生涯学習ポイントがたまっているかどうかを確認しておく必要があります。これは日本理学療法士協会のマイページから確認が可能です。いざ申請しようと思っても実はポイントが足りなかったなんて残念な事にならないように、早めに確認しておいた方が無難です。ちなみに、マイページでは自動で申請領域のポイントを計算してくれるわけではないので、自分で頑張って計算しましょう。

 

 4.協会指定研修を受講する

 現行の制度であれば、協会が主催している指定研修を受講する必要があります。これは各都市で行われていたのですが、コロナの影響もあり対面での研修が自粛されているため、今後はWEBやe-learningで行われるかもしれません。以前受講されているかたは、5年間は有効だと思いますので、確認しましょう。

 

 5.申請する領域の必須研修会を受講する

 指定研修とは別に、申請する領域の必須研修会も受講する必要があります。これも各地区で開催されています。ただ、領域によって開催場所がまちまちで私はわざわざ香川県まで行った覚えがあります(地方在住にはつらい)。これもコロナの影響でWEB開催になっている場合があるので、協会ホームページでチェックしましょう。

 6.申請時期、要項を確認する

 これが一番の曲者で、わかりにくい所です。書類に不備があると受理してもらえない可能性があるので、要項をよく読んで申請しましょう。以外に煩雑なのは取得ポイントを記載する所です。ポイント計算を間違えて申請すると、受理してもらえないので注意しましょう。

 

 7.10例の症例レポートを記載する

 ほとんどの領域で10例の症例レポートを提出する事になっています。指定の用紙(Word)に記載していきます。あらかじめ、書けそうな10例にめぼしをつけておくと良いでしょう。ちなみに、こちらも体裁や字数をちゃんと守らないとその時点で×になる可能性があるので注意してください。

 この症例レポートは特殊な症例ではなく、当たり前の症例を記載するのでかまわないと思います。ただ、評価のところに客観的な評価を記載する事、それに基づいた治療内容が記載されていないと、合格できないかもしれません。私は疾患の「左右」を書いていなかったり、「保存療法か手術療法か」を記載し忘れていて指摘を受けました。 

 8.試験勉強をする

 申請が無事済んだら後はひたすら試験勉強です。私個人の感想としては、専門科目は頭に入りやすい(元々勉強している領域であったり、臨床ですでに分かっている事が多いため)ですが、曲者は共通科目の方です。自分が受けたときには電気抵抗の問題がありました(物療にからめた問題だった)。正直認定理学療法士に電気抵抗知っててなんか意味があるんかと思いましたが、やはり普段聞きなれない所は中々頭に入りません。

 いずれににしても協会指定研修の内容から出題されるため、根気よく勉強していけば大丈夫だと思います。5択ですしね。

 9.私の失敗談

 私が失敗したのは、症例レポート10例が再提出になった時に、再提出の要項をちゃんと読んでおらず、郵送する書類が足りなかったことです。その事で不合格になりかけました(認定理学療法士たる者が書面をちゃんと読めていない時点で失格的な事を言われました)。なので、皆さん申請の要項はややこしいので確実に2-3回は繰り返し読んで、申請する書類に不足が無いかチェックするようにしてください。私もそれから提出書類に関する内容は繰り返し確認するようにしています。

10.まとめ

 認定理学療法士取得までのしておいた方がいい事を私なりにまとめました。詳しくは日本理学療法士協会のホームページを確認してください。生涯学習システムが変わるため、現行での申請は来年度が最後になると思われます(今年度分はコロナの影響で申請は中止になっています)。いろいろ状況が変わる可能性もあるので、定期的に協会ホームページで情報を確認していきましょう。

 

Copyright ©理学療法士みっちのつぶやき All rights reserved.

プライバシーポリシー